
パリに持って行く服
旅行に出かける際に、どんな服を持って行くか考えるのは楽しい。
動きやすくて、しわになりにくく、かさばらない、重ね着が出来る、これらの条件を満たしていて、且つ 気に入っている服をいくつか。お互いに組み合わせられる服であれば、申し分ない。
中には、考えることが面倒という人もいるかもしれないが、多くの女性が、出発前のこの行程をウキウキした気持ちで楽しむのではないかと思う。
「パリではきれいな服装をした方が良いか、カジュアルでも問題ないか、どんな格好が適切か?」と旅行を控えた知人から聞かれることがある。私も初めての時は同様のことを思ったので、その気持ちはよく分かる。今、誰かにそう聞かれたら「それは、あなたの行動パターン次第です。」と答えるだろう。
「食事は、街なかの気軽なお店で済ませます」「高級ブランドショッピングには、あまり興味がありません」という人(← 私だ!)であれば、服装であまり悩まなくても大丈夫。ごく日常的な普段の服装でOKだと思う。例えば日本で、電車に乗ってどこか都内の美術館に行く時や、友達と今話題の場所に遊びに行く時などに、どんな服を着て行くかな、と考えればイメージしやすいと思う。それは人によって、Tシャツ&ジーパンであるかもしれないし、カットソー&スカートであるかもしれない。
露出の多い服装は控えた方が無難(特に宗教的な場所ではNG)だが、注意するのはそのくらいで、基本的にはどんな格好でもあまり問題はないと思う。
ただし、のんびり寛ぐのが目的のビーチリゾートなどと違って、パリでの観光はどうしても「見学」になること多い。広い美術館の中を歩き回ったり、入場を待つ長い列に並んだり、石畳の街を歩いたりする。靴だけは、歩きやすくて、足の負担を軽減してくれるようなもので行くことをおすすめする。
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せっかくパリに行くのだから、高級ブランド店で買い物したり、ランクの高いレストランで食事をしてみたいというのなら、意識して少しきれい目の服を持って行く必要があるかもしれない( 服に合う、靴とバックもね! )。
私の友人が、ワンピース+パンプス姿でバッグを買いに某ブランド店へ行ったら、前回の旅行で Tシャツ・ジーパン+スニーカーで行ったときより、明らかに対応が良かったという話をしていた。これはその店に限らず、どこでもそういうものなのだと思う。
「人を見た目で判断してはいけない」と 私たちは子供の頃に親や先生から教わるが、販売員はお客さんを見た目で判断するものなのである。
訪ねるお店やホテルの格に合わせた服装をすることは、相手に対する礼儀であり、思いやりでもある。こちらが相手に敬意を表した結果、相手も丁寧に接してくれるということなのだと思う。
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現地人化したい人は、シンプル&シックな系統の服装がおすすめ。
黒、白、ベージュなどのベーシックな色で、ごくシンプルな形のニットやシャツにジーパン、靴はバレエシューズのようなフラットなもの、バックはブランド品ではなく、かといって 如何にも旅行者的なショルダーバックでもなく、通勤用といった感じの、ごく普通の肩に掛けられるバック。そんな感じの服装だったら、街なかでもメトロでも周囲に溶け込めると思う。
日本では、銀座を歩いている会社帰りのOLさんでも、新宿や渋谷で見かける若い女の子たちでも、身に着けている服は、皆それぞれに 形が凝っていて、色とりどり。柄物もごく一般的である。地域によって傾向の違いはあるとしても、日本人女性の意識の根底には、きれいで可愛いものや、華やかなものを追求する気持ちがあると思う。
パリでは色・柄ものを好んで着るのは、年配の方に多い傾向があるようだ。おしゃれだな、ステキだな、と思う感覚の基準が、パリの女性と東京の女性の間では、きっと少し違っているのだ。
若くして派手派手だと、それだけで外国人っぽく見えている様子。
まぁ実際外国人なのだから、外国人ぽくてもいいとは思うのだけど。
ただ、外国人は外国人でも、旅行者ではなく、現地在住の外国人風に装っていた方が、防犯上 多少は良い面があるかもしれない(ターゲットにされにくくなるなど)。少し長めに滞在する予定の方なら、そのあたりも考慮すると良いと思う。
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現地に行ったら、寒いのか暑いのかもかなり気になるところである。
私は8月と9月にしかパリに行ったことがないので、その期間限定の話になるが、真夏でもパリは基本的に寒いというのが私の持っている印象である。(ちなみに私は、関東生まれの関東育ち。暑いのも苦手だが、寒さにも大変弱く冷え性である。)
ガイドブックなどを見ると、パリの平均気温が書いてある。それを見れば、パリが東京より涼しいことは頭では理解できる。しかし、連日猛暑の続く中で旅支度を整えていると「涼しい夏」というものを上手く想像できない。「 "東京より気温が低い" とは言っても8月だし・・、そんなに重装備は要らないよね?」と思ってしまうのである。
【 8月の場合 】
ここ数年は、地球温暖化の影響でパリの平均気温も上がっているそうである。それでもパリでは、クーラーが設置されていないホテルが圧倒的に多いという。基本的にクーラーは必要ないからである。
日中晴れて暑くなる日も多いが、それでも東京の、蒸し蒸しとして 身体にまとわりつくような暑さとは根本的に違う。例えるなら、高原の避暑地のようなイメージだろうか。日差しは射るように強いが風はさわやか。「高原にしては、今日はずいぶん暑いわね〜」みたいな感じ。
小雨が降ったり止んだりの天気だったりすると、かなり肌寒い。気温が下がった日は、「オフィスの冷房対策用」といった感じの薄手の羽織もの程度では全く役に立たない。あまりの涼しさ(寒さ)に、持って来たテロテロ素材のカーディガンでは耐えきれず、ショールを買ったこともあった。
身に着ければ確実に保温効果が上がるような、しっかりとした長袖のジャケットやカーディガンがあると良い。
日中暑くても、夜にはたいてい気温が下がる。寝る時も、半袖&単パンなどでは、私は寒くてダメ(冷え性のせいもあるかもしれないが)。きちんと長袖のパジャマを着ないと眠れない。
【 9月の場合 】
9月はもう、私にとっては冬同然であった。9月にパリに行ったのは前回(2008年)が初めて。8月でもけっこう寒い思いをしているから、もう少し暖かい服を持って行こう、と思って準備してきたはずだったが、想像を上回る寒さに またしても耐えきれず、今度はコートを買ってしまった。( こんなコートです→「去年の秋にパリで買ったコート」/blog「パリ旅行準備室」)
ちなみに現地の人たちの服装は、本当に人それぞれ。コートにロングブーツのマダムもいれば、タンクトップで素足にサンダルのお兄さんもいて、道行く人の服装は全く参考にならない。
常に 自分にとって寒いか暑いかしか判断基準はないのだが、傾向としては、全般的にパリの皆さんは 私よりも薄着だな、という印象を持った。メトロで隣に座った女の子が半袖Tシャツ1枚で、私は、長袖カットソーにカーディガンを着て コート着用ということもよくあることだった。寒くて長い冬を経験するパリの人たちにとっては、9月の寒さなんて、寒さのうちに入っていないのかもしれない、と思った。
暑さ・寒さに対する感覚は人によって大きな差があるので、たとえば北海道出身の方だったら、同じ気温でも私ほどは寒く感じないかもしれない。ご自分の寒さ耐久度によって 持って行く服を選定していただきたい。
ちなみにパリの緯度(48度)は、北海道札幌市(43度)よりも高い。
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