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モンマルトル


例えば、新宿歌舞伎町、渋谷センター街、上野アメ横 のような、ある一定の層の人たちを多く集める場所には、その地特有の雰囲気がある。人が集る故、犯罪が多発する地域であることも多いが、独特の魅力を持った地域だと言うこともできるだろう。


モンマルトルもそういう場所だと思う。パリの中でも、治安が悪いエリアの筆頭にあげられている。ガイドブックを見ると、この辺りではスリや詐欺等に充分注意すること、という注意が必ず書かれている。女性は一人で行くな、とまで書いてあるものもある。

ミサンガ売り(押し売りです)のお兄さんたちは、チームを組んで観光客を とおせんぼ しているし、並んでいるお店は、おしゃれで高級なパリのイメージとはかけ離れた庶民的な雰囲気である。
そんな所ではあるけれど、私は、ここモンマルトルに強く心惹かれる。

夕方以降は行ったことがないのでどんな様子か分からないが、朝から日中に限っていえば、家族連れ、カップル、団体観光客なども多く、近寄れないくらい怖い、というほどではないように思う。


montmartre1サクレクール寺院前から見渡す眺めは、素晴らしい。
この景色と一緒に写真におさまりたいという気持ちは、どの国の人々にも共通するものらしく、見知らぬ者同士がカメラを交換して、記念撮影をしている。

 

montmartre2

長い石段に腰掛けて、いろいろな国の人たちが思い思いの時を過ごす。
きっと冷たいだろうと思うのだが、芝生に寝転んでいる人も大勢いる。
大道芸人は、周囲にいる人たちを笑わせている。
大道芸人の可笑しい素振りなんて、全く目に入ってないカップルもいる。

 

 

montmartre4正面の石段を上りきって、少し脇に入ると、まるでエアポケットに入ってしまったかのように、突然静かな景色が現れた。
路地が複雑に入り組んでいるこの界隈は、一つ横の通りに入っただけで、がらりと雰囲気が変わることがよくある。

さっきまで あんなに人がいたのに、急に誰もいなくなった。

 

 

montmartre4

長い階段を登るのが大変、という人は、ケーブルカーを使おう。あという間に上がれる。
メトロの切符で乗れる。

 

 

 




montmartre10坂や階段が多い地域なので、観光客向けにプチトラン(ミニ列車)も走っている。1周約40分で、モンマルトルの主要ポイントをまわってくれる。
ゆっくりと、のどかに、走っている。




montmartre7クレープを焼いてもらう。食べながら、気の向くままに歩く。

 


montmartre11白っぽい壁が並ぶ街並。ユトリロの絵を連想する。
斜め上の方向を見上げると、サクレクール寺院がすました横顔を見せていた。見事に景色の一部となっている。正面から見た姿とは 全く違う風情だ。



monrmartre7お土産にどうぞとばかりに、エッフェル塔や凱旋門がプリントされたTシャツやマグカップ。
有名絵画のポストカードやポスターなどもたくさん売っている。

 

monmartre8全然居心地良さそうじゃないのに、店先のポスターの束の上で黒猫くんがお休み中。
長いしっぽ。つややかな真っ黒の毛並み。ポスターを見たかったのに、そんなのおかまいなしで寝ている。どこが目か分からない。

 

monmartre9別のお店のショーウィンドウでは、白猫くんが商品の間に寝そべってこっちを見ていた。

商品のふりをしたって、だめだめ。キミが置物じゃないってことはすぐ分かるよ。

 

 


モンマルトルでは、よく猫に会う。

 

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