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パリのご飯はおいしい


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かつて一度だけ、私は旅行でアメリカへ行ったことがある。会社の人たちと一緒に、ラスベガスやロサンゼルスなどをまわった。

アメリカ人は、イメージ通りに気さくで親切だったし、何を見ても、どこへ行っても、スケールの大きい国だなぁ~という感想を持った。

グランドキャニオン 左写真は、セスナの機内から撮影したグランドキャニオン。一緒に行った人たちとのつながりも含めて、その旅行は大変思い出深いものとなっている。

ひとつひとつの出来事には良い印象が残っているのだが、ではまたアメリカに行きたいかというと、それほどでもない。もちろん機会があれば行きたくないことはないけれど、もしそのお金と時間があるなら、ヨーロッパ方面に行きたいと思う。

「ニューヨークとボストンには行きたい」とは思っているのだが、それもよく考えてみれば、アメリカに渡ってしまったヨーロッパの絵画を見に行きたいだけであって、純粋にアメリカ的なものを求めている訳ではない。


自分でも根拠は分からないのだが、なぜか私は、アメリカよりヨーロッパが好きである。


アメリカで印象的だったのは、食事である。
前述のように、アメリカ旅行そのものは良い思い出として心に残っているのだが、「食事」に関してだけは別である。

 

旅行中の光景を今も思い出す。初秋の、肌寒い朝だった。
全員半袖またはタンクトップ姿のアメリカ人の家族連れ。「何かの間違いでは?」と思わず振り返って二度見してしまうほど大量の生クリームが乗ったパンケーキに、 1リットルくらいのカップに入った赤や緑の色鮮やかな飲み物。
そんなメニューを朝からみんなで食べているのを見て、「あーアメリカ人ってすごい……」と思ったものである。アメリカ人のパワーを感じた。

アメリカを旅行中「おいしい」と思った料理はなかった。量は多いけれど、味がない。あっても大味。「ダシ」とか「旨味」という概念が欠落していると思った。
私は食べることが好きだけれど、特別に自分の味覚が鋭敏とは思えないし、味の好みもうるさい方ではないと思っている。そんな私でも、おいしいと思う料理には出会えなかった。

たぶん、お店の選択が悪かったということもあると思う。
ラスベガスに住んだことがあるという人と話す機会があったので、質問してみたところ、観光客が来ないエリアには、おいしいお店がたくさんあるとのこと。それはそうだろう、アメリカにだっておいしいお店はあるはずである。



 * * *


カフェパリでスゴイ!と思うのは、ご高齢のマダムが、わらじのような巨大ステーキを食べているのを見かける時である。

祖先に農耕民族を持つ我々とは違った消化システムをお持ちのようなので、とうてい真似はできないと思う。

私は、20代半ば頃までは好んでお肉を食べていたが、30代以降はお肉を選択する頻度が減ってきた。最近では、誰かに誘われたら焼肉にも行くけれど、一人の食事でお肉を食べることは少ない。自分で用意した食事を見ると、ふと「草食系」という単語が頭に浮かぶ。

だが、もともとお肉も嫌いなわけではないので、おいしそうな肉料理を見れば、少しだけなら食べてみたいと思う。

パリでは、カフェのメニューには必ずといっていいほど、フライドポテトの添えられたステーキがあって、店内を見渡すとたいてい誰かが食べている。おいしそうだけれど、あのサイズでは絶対に食べ切れないだろうという確信があるので、一度も注文したことはない。


ちなみにパリでは、おいしくない料理にあたったことがない。
星がつくような高級レストランには行っていないし、カフェでもビストロでも、入念に下調べをしてお店を選んでいるわけでもない。

お腹へったな~と思った時に目についたお店に入るだけであるが、何でもおいしくいただける。


カフェのサラダその辺の屋台のクレープだっておいしいし、パン屋さんで買うサンドイッチだって絶品である。
ケーキやさんのエクレアにいたっては、「どうして一つしか買わなかったんだろう?」と真剣に後悔するくらいおいしかった。

パリにだって、きっとおいしくないお店もあるだろう。

だからやはり、たまたま良いお店に当たっているだけかもしれないのだが、仮においしくないと思うことがあったとしても、それは私の味覚が認知しない味であるだけであって、「味がないからおいしくない」ということは、フランスではあり得ないような気がする。


パリのご飯はおいしい。

そう感じるのは、 私がフランスを贔屓しているからだろうか。


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