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反省と次回の希望


最後に、ヴェルサイユ宮殿を訪ねて感じたことや、こうした方が良かったなと思う反省点を、思い付くままに書き留めておこうと思う。あくまでも個人的な感想なので、ご参考程度に読んでいただければと思う。

 

◆ ツアーで行くか 個人で行くか
これはよく話題にのぼるテーマだが、一長一短で、どちらが良いと決めるのは難しい。
旅の目的やスタイルによって、また、その人の性格や嗜好によっても変わってくる。

ツアーの良い点は、交通手段で悩まずに済むところだ。慣れない外国で、現地まで連れて行ってもらえるメリットは大きい。そして、ガイドさんがいれば、相当な広さがあるヴェルサイユ宮殿内の見どころを効率よくまわれるだろう。

一方、個人旅行の良いところは、見たいところを見たいだけ、自分のペースで見学できるところだ。何か特別な思い入れなどがある人なら、自分でスケジュールを組める個人旅行の方が良いだろう。交通手段も宮殿内の地理も、自分で調べて把握しなければならないが、それが結果的に、旅の思い出をより印象深く残すことにつながると思う。

私の場合は、大勢で行動するより一人で行動する方が好きなので、ツアーで行こうと思うことはまずない。
だが、ヴェルサイユ宮殿の場合、上手にまわるには少しコツがいるような気がするので、ツアーに抵抗がないなら、そして特に初めての訪問なら、ツアーを利用してみるのも良いのかもしれないと思った。


◆ 経路は できれば 二通り以上想定しておく
今回は、交通機関のストやトラブルもなく、順調に行って 帰ってくることが出来た。
だが、使おうと思っていた交通機関が使えないということもよくあるようだ。個人で行く場合は、当日慌てない為に、第二ルートを考えておくと安心だと思う 。


◆ ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅 からの距離
今回私は、SNCFでヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅を利用した。
駅から宮殿までの15〜20分という距離は、やはり少々遠い気がする。今回の私のように、パリでの滞在先が「サン・ラザール駅」から近いなら選択しても良いと思う。でもそうでないなら、積極的におすすめはしない経路である。

宮殿前から歩かなくてすむバスは、やはり魅力的だと思う。もし次回があるのなら、滞在先にもよるが、私はバスを有力候補として検討したいと思っている。


◆ 暑さ・寒さ対策を怠らない

暑くても寒くても、見学に集中出来ないし、体調を崩すことにもなりかねない。暑さ・寒さ対策はしっかりしよう。ヴェルサイユはおおむね、パリより気温が低いようだ。特に広い庭に出ると吹きさらしである。ショール等、簡単に羽織ったり外したりできる、調節可能な防寒具があると良いだろう。

寒いのもきついが、暑いのもきつい。
庭を敷き詰める白い砂はとても眩しく照り返しが強いので、日差しの強い時期に行く人は、サングラスもあった方が良いと思う。

日焼け対策もしたいところだが、向こうで日傘をさしている人はほとんどいない。特に観光地では、日傘は邪魔にされる恐れがあるので、日傘代わりになるような、つばが広くて 折り畳めるような帽子があると良いかも。


◆ プチトラン利用についての反省点
今回私は、プチトランの最終地点である「グランカナル」まで行って、そこから歩いて「プチトリアノン」まで戻った。プチトランは一方方向に進む。経路は、「宮殿前」→「プチトリアノン」→「グラントリアノン」→「グランカナル」→「宮殿前」 である。

ということは、先に「プチトリアノン」で降りて、見学し終わったら、再びプチトリアノンから列車に乗って「グランカナル」に行っても良かったわけだ。

ただし、帰る人が増える時間帯になると、グラントリアノンやグランカナルからは、混雑でなかなか乗れなくなるらしい。つまり、夕方以降なら、再乗車はプチトリアノンからが有利ということだ。


◆ 次回の見学順路
もしまた行けることがあるならば、上記の反省点も踏まえ、次は朝から庭を見学しようと思う。
まず、プチトリアノンに行く。プチトリアノンの中で今回行けなかった王妃の農村に行き、城館の中を見学して、グラントリアノンまで歩く。プチトリアノンとグラントリアノンはそれほど離れていないし、まだ最初のうちなら歩けるはずだ。グラントリアノンを見たら、プチトランに再び乗車して宮殿に戻る。そして宮殿内で、今回見ていない部屋を見学する。
・・と、このようなコースにしようと思っている。


◆ 歴史のおさらい
もしも西洋史をすっかり忘れているようなら、ほんの少しで良いので、おさらいしてから行くことをおすすめする。もちろん、歴史なんて何も知らずに行っても、人それぞれ、それなりに楽しみ方はあるだろう。それでも、知らないよりは知っていた方がいい。ルイ14世の統治からフランス革命前後くらいまでの流れを思い出しておくと、より楽しめるようになると思う。

音声ガイドを借りると、かなり詳しい丁寧な説明を聞くことができる。その際、例えば、ルイ14世も15世も16世も全く区別がつかないような状態で説明を聞くのと、多少でも歴史的背景をふまえた上で聞くのとでは、自ずと理解できる範囲や、印象に残る事柄が変わってくるのではないだろうか。


◆ 水と食料
たくさん歩くので、ペットボトルの水を持っていくことをおすすめする。暑い時期なら必需品だろう。
ヴェルサイユ宮殿では、飲食できる場所が限られているので注意。
昼食時、私は、グランカナルの売店付近でサンドイッチを食べた。カフェもあったが混雑していた様子。

パリから遠出するとき、私はおやつも持って行くようにしている。個装になっているクッキーやチョコレート、焼き菓子のようなものが私の定番である。

宮殿のなかで食べることはできなかったが、この時は、帰りの電車を待つ駅のホームで、クッキーを2、3枚食べた。へとへとに疲れていたが、ベンチに腰掛けて食べたクッキーのおかげで、パリまで再び元気を出して帰ることができた。疲れた時に食べる甘いものは、少しでも大きな威力を発揮するのだ。


◆ 最後に・・
ヴェルサイユ宮殿に行こうと思うあなたは、きっと多少なりとも、フランスが好きであることと思う。
フランスは遠い。昔に比べたら近くなったかもしれないけど、でもやっぱり遠い。せっかく遠くまで行くのだ。ヴェルサイユ宮殿訪問が有意義なものとなるよう願っている。そして、一層フランス好きになって帰ってきて欲しい。


(*ヴェルサイユ宮殿を訪ねて〜おわり〜)


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