
リュクサンブール公園
パリで最も美しい公園と言われるだけのことはある、と思う。
リュクサンブール宮を背景に広がる景色は、いかにもヨーロッパ的な美しさを見せている。
「公園」と言っても、すべり台やブランコや砂場のある、日本の住宅街でよく見かけるような公園とは だいぶ様子が違う。例えるならば「新宿御苑」とか「六義園」とか、どちらかといえばそういった「庭園」のフランス版といった雰囲気をイメージすると実際の様子に近いかもしれない。
広さは25ヘクタール。かなり広い。
マロニエの並木、大きな池、数々の彫像。辺りには季節の花が咲き乱れている。カフェもあるし、小さな売店も点在している。ベンチには読書する人や、おしゃべりする人。芝生の上には、寝転ぶ人。ジョギングをしている人も多い。
17世紀にこの宮殿を造ったのは、アンリ4世の妻、王妃マリー・ド・メディシスである。ルーヴル宮に馴染めなかった彼女は、故郷イタリアにあるような庭に囲まれた家を望んでいた。当時まわりに何もない田舎だったこの辺りの土地を整備し、イタリア様式の宮殿を建て、庭園を造った。幾何学的な模様を描くように整備されたフランス式庭園と、自然のままの状態を生かして木々を配したイギリス式庭園とが組み合わされる形となっている。
お散歩するのにもってこいの場所。どの季節にもそれぞれの美しさがある。
天気の良い日に、何もしないつもりで出かけるのがおすすめ。
サンドイッチでも食べながら、のんびりと過ごそう。
以下の写真は9月中旬のもの。すでに秋の入り口で、木々の葉が色づき始めている。

メトロ・オデオン駅方面から、メディシス通りに
ぶつかる入り口から入ると、宮殿の脇に出る。

「メディシスの泉」 ひっそりとした雰囲気。
でも実はとても凝った造り。

白い砂が眩しい。公園の中をぐるぐる歩いていたら、
スニーカーのつま先が真っ白になってしまった。

公園内のカフェでひと休みするのもいいし、

カフェではなく、至る所にあるベンチに腰掛けて、
柔らかく降り注ぐ木漏れ日を浴びるのも悪くない。
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