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奇跡のメダル教会



奇跡のメダル教会奇跡のメダル教会は、パリ5区、 Rue du Bac(バック通り)沿い に位置する。隣には、老舗高級デパート「ボン・マルシェ」食品館がある。

聖ヴィンセンシオ・ア・パウロと聖ルイズ・ド・マリアックによって創立された愛徳姉妹会の総本部にあたる教会で、ここには世界中から信者が訪れる。


この教会の存在を世界に知らせるきっかけとなったのが、「奇跡のメダル(不思議のメダイ・メダイユ)」である。



1830年。修道女のカタリナ・ラブレの前に聖母マリアが姿を現し、カタリナに語りかけた。 「このモデルに従って、メダイを造らせなさい。信頼を持ってそれを身につける人は、大きな恵みを受けるでしょう。」カタリナには、メダルの表と裏のデザインが明確に見えたという。

その2年後。当時、パリにも疫病コレラが蔓延していた。2000個のメダルが造られ配られると、病の蔓延は終息に向かった。以来、メダルは「奇跡のメダル/不思議のメダイ」と呼ばれ、大勢の人々がこのメダルを求めて、この教会を訪れるようになった。現在もこのメダルは、信じる人々に 理屈では説明出来ない奇跡をもたらすと言われている。



バック通り沿いの門を入ると、右手に売店があり、奥に礼拝堂がある。メダルはこの売店で買うことができる。金色、銀色、青など、素材も大きさも何種類かあるが、メダル自体のデザイン(カタリナがマリア様から告げられたデザイン)はどれも同じである。

価格は、大きさや素材で異なるが、1枚1.5€〜2.5€。1枚でこの価格のものはサイズが大きめ。何枚かセットになっているものなら、例えば 6枚入りで2€、と大変リーズナブルである。パリで買い物をしていて、2€で買えるものと言ったらかなり限定されるので、メダルの価格を見ると「え?こんなに安くていいの?」という印象を受ける。
他にも、小さいサイズのものが袋に何十枚も入っているものもあった。このメダルの成り立ちから考えると、ここを訪れた人がそれを買い求めて、その人の家族や友人や、助けを必要としている人に差し上げてください、という意図なのだろう。ちなみに、カトリック信者であるとか ないとかに関わらず、祈る人全てに恵みは与えられるという。


メダルは、ネックレスを通せるようになっていて、ペンダントトップとして身に着けることができる。

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礼拝堂には、誰でも入ることができる(曜日や時間帯によって閉まっていることもあるので、下記の公式サイトでチェックしてください)。

私はここに何度か立ち寄っている。木で出来たベンチに腰掛け、祈りを捧げる人々の間で、私も私なりにマリア様にお祈りした。一度は、ちょうどミサにも参加できた。周りの人たちが、声を合わせて繰り返す祈りの言葉に耳を傾けた。神父さんが始めの一節を発すると、全員がそのあとを続ける。
私はクリスチャンではないので、ミサというものがどういう流れで進行するのかも、その時始めて知った。


マリア様のお告げを受けた聖カタリナの遺体は、この教会に今も安置されている。
フランスにあるもう一つの巡礼地・ルルドでマリア様の出現を体験した聖ベルナテッドもそうなのだが、聖人の遺体は腐敗しないとされている。


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奇跡のメダル教会(不思議のメダイの聖堂)/Chapelle Notre-Dame de la Médaille Miraculeuse
最寄り駅 メトロ10、12号線 Sévres Babylone 

URL(注意:音有り)http://www.chapellenotredamedelamedaillemiraculeuse.com/

オープン時間は、上記サイト内の↓このページ(英語)で確認できる。ミサの時間も掲載有り。
http://www.chapellenotredamedelamedaillemiraculeuse.com/EN/a__Welcome.asp




奇跡のメダル教会

門の上(内側)でマリア様が守っている。



奇跡のメダル教会

門から礼拝堂までの通路の壁。聖カタリナのところ以外にも、マリア様は
たびたび姿を現したと言われている。その記録が刻まれている。



奇跡のメダル教会


礼拝堂内部の様子。この写真は、売店で買ったポストカードをスキャンしたもの。(内部も撮影禁止というわけではなさそうだったが、祈りを捧げている人々をどうしても写してしまうので、内部全体の写真は撮るのを控えた。)


(1)1830年7月18-19日の最初のご出現の場所。聖母が座られた椅子はここに置かれていた。
(2)金の地球を持つ聖母像。1830年11月27日17時30分、聖カタリナにメダイが示された場所に置かれた。
(3)聖ルイズ・ド・マリアックの聖遺物箱。聖ヴィンセンシオと協働の愛徳姉妹会創立者。
(4)聖カタリナは1830年12月、ここで聖母のご出現を見る(正確な日付は言われていない)。
(5)1830年7月18日の最初のご出現を表す壁画。
(6)聖カタリナ・ラブレの遺体。聖カタリナは1830年にこの聖堂で聖母を見た。
(7)聖遺物箱。聖ヴィンセンシオ・ア・パウロの心臓。





奇跡のメダル写真で向かって右のメダルは大きいタイプで、バチカン(チェーンを通すところ)を除いて、約3.2cmのほどの大きさ。

左は、ミニミニサイズ。青色の樹脂でコーティングしてある。ブルーはマリア様の色。
(*チェーンは付いていません)



奇跡のメダイ・シルバー 10枚入り
・ゴールド 6枚入り
・ブルー×ゴールド 2枚入り
それぞれ2ユーロで売っていた。
(*2009年10月現在)


奇跡のメダル<メダルの表面>
無原罪のマリア 人類の母マリア

メダルの淵に書かれている文章
「O Marie conçue sans péché priez pour nous qui avons recours à vous /原罪なくして宿られた聖マリア、あなたにより頼む 私たちのために祈ってください」(公式サイトにアクセスしたときにトップページで流れてくる歌の歌詞は、この文章で構成されている。)

球体(地球)の上に立ったマリア様の広げられた両手から光が放たれている。この光はマリア様に願う人々に与えられる恵みである。悪霊を象徴する蛇が、マリア様の足下で踏みつけられている。その下には、マリア様が出現した年号「1830」が刻まれている。


奇跡のメダル<メダルの裏面>
人類に対する神の愛の計画

上に十字架を乗せた「M」の文字、2つの心臓、12の星が描かれている。十字架は、十字架の上でなくなったイエス様を、「M」をマリア様を表す。2つの心臓のうち、この写真で向かって左側の心臓は、いばらで覆われて傷ついたイエス様の心臓、右側は苦しみの剣で貫かれたマリア様の心臓である。周りを囲む12の星は、この教会の象徴。
自分を完全な捧げものにするまでの愛の力を表している。




奇跡のメダル メダルの説明が書かれた小さなパンフレットを見ると、「メダイはお守りではありません。」と書かれている。

「メダイは、これを身に着ける人々を照らし、導き、希望のメッセンジャーとするための光です。」

このメダルはお守りではなく、私を希望のメッセンジャーとして導くための光。

易しいようで難しい言葉だと思う。メダルが何かをしてくれるわけではなく、行動するのは メダルに導かれた私自身である、ということだろうか。私は、その言葉を深く心に刻んだ。




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