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レースを編む女


「レースを編む女 / La Dentellière」 フェルメール作 1669〜1670年頃
<リシュリュー翼・3階/17世紀・オランダ派>


ヨハネス・フェルメール (Johannes Vermeer, 1632 - 1675)は、 17世紀オランダの画家です。

フェルメールの作品は、どれも静かな空気に満ちていて、それでいて不思議な存在感があり、人を強く惹き付ける力を持っていると思います。日本でも大変人気のある画家で、時々「フェルメール展」と銘打ってどこか日本の美術館で特別展が催されると、大変な混雑ぶりが話題になりますね。


現存するフェルメールの作品は、疑問作も含め30点あまりだといいます。それらはすべて油彩画で、版画、下絵、素描などは残っていません。

生前、フェルメールは画家として一定の評価を得ていましたが、その後いったん急速に美術史から姿を消します。そして没後約200年経ってから再び脚光を浴びるのです。
ある種ミステリアスなこの背景が、世界中の人々の「作品を見たい」という気持ちに拍車をかけているようにも思います。


ルーヴル美術館にあるフェルメール作品は、「レースを編む女」と「天文学者」の2点です。
この2作品の周辺で、日本の企画展で見られるようような大混雑は、おそらくないです。「モナリザ」のように特別な部屋に展示されているわけではなく、他の多くの作品同様に、ひっそりと普通に掛けられています。意識して探そうとしないと、見落とすかもしれません。


見つけたら、独占状態で間近で見学できる可能性も高いです。
ゆっくり見てきてくださいね!


レースを編む女

ヨハネス・フェルメール 「レースを編む女/La Dentellière」
(1669‐1670年頃)


レースを編む女フェルメール作品の特徴のひとつとして「小さい」ことが挙げられると思います。中でもこの「レースを編む女」は、23.9×20.5cm と、とりわけ小さい作品です。

クッションから台の上へ、流れ出したように見える赤い糸と白い糸が印象的です。
特に赤は、画面の中でひときわ目立っていて、まるで流れる血のようです。

台の手前の方にある本は、聖書だろうと言われています。



フェルメール

「レースを編む女」と並んでいるはずの「天文学者/L'Astrologue」は、
私が訪問した時は、どこかの美術館に出張中だったようです。残念・・。
でも、このようなことはよくあります。次回のお楽しみですね。


フェルメール「天文学者」の作品名のところに貼られていたお知らせ。

ちなみに、 2009年2月28日~6月14日の日程で、国立西洋美術館において「ルーヴル美術館展」が催されています。「レースを編む女」が上野に来ています。

期間中、ルーヴルの「レースを編む女」の作品名のところには、このような貸し出し中の表示が出ているはずです。




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