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ギュスターヴ・モロー美術館



モロー美術館外観メトロの出口から5分ほど、ごく緩い坂になったお店の並ぶ通りを歩く。交差点には標識があるので、迷うことはないだろう。角を曲がると急に勾配がきつくなる。ギュスターヴ・モローの美術館は、その坂道の途中、住宅に混じって存在する。

ここは、モローが晩年までを過ごした住居兼アトリエだった建物である。そのためか、外観はいかにも美術館という雰囲気ではなく、掲げられたフラッグが唯一、ここがモローの美術館であることを知らせている。目指している人以外は、美術館と気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない。

1階でチケットを購入し簡単なセキュリティチェックを受けたら、まずは階上の展示室へ。くすんだオレンジ色の壁面を埋め尽くす作品に圧倒される。それぞれ大きさの違う作品が、まるでパズルのように上手に組み合わされている。この展示方法は19世紀当時流行していたスタイルだそうだ。

展示室内で目につくのは、美しい螺旋階段である。鑑賞するだけのものかと思ったら、実際に上の階の展示室へ行くために、この階段を使う。

モローだけの世界。この雰囲気は、個人の美術館ならではのものと言えると思う。
静かで濃密な時間を過ごせる場所である。


 * * * * *

 ギュスターヴ・モロー美術館 Musée Gustave Moreau
 最寄り駅 メトロ12号線 Trinit d'Estienne d'Orves
 オープン 10:00〜12:45 14:00〜17:15
 休館 火曜日  サイト http://www.musee-moreau.fr



モロー美術館入り口入り口のドアにかけられた案内板
Ouvert de 10h à 12h45 et
de 14h à 17h15
du lundi au dimanche
Fermeture le mardi
  
開館 10時から12時45分と
14時から17時15分 火曜日は休み
つまり、お昼の間(12時45分から14時まで)は閉まっているということです。



moreau7入り口看板のデザインにも使われている美しい螺旋階段。


モロー美術館螺旋階段上から見下ろした展示室。
訪れている観光客は、皆とても熱心に作品に見入っている。


モロー美術館ぜーんぶ、モローの作品。
好きな人は、何時間でも居られます。


モロー自画像モローの自画像。
これを見る限り、モローはかっこよかったみたいだ。



モロー美術館パネルこの四角い家具のような見慣れないものには、作品が収納されている。


モロー美術館パネル扉を開いていくと、こんな感じ。
パネルに入った作品が幾重にもなってしまわれている。
一カ所に居ながらにして、多くの作品を次々に鑑賞できる。よく出来てるな〜と感心。


モロー美術館住居部分モローが実際に使っていた部屋も見学できる。
寝室にも壁一面に肖像画や、風景画が掛けられている。チェス盤などもあって興味深い。


モロー美術館住居部分こちらは書斎。書き物机も本棚もイスも、どれも家具はコンパクト。配置もキュキュッと詰まった感じだ。色彩にも統一感があり、とても落ち着いた雰囲気である。


モロー美術館入り口入り口の扉。
フランス語、英語、日本語。

日本人観光客が多く訪れることを物語っている。



■絵のはなし/ギュスターヴ・モロー美術館所蔵作品
 「テスピウスの娘たち」
 「妖精とグリフォン」




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