
ロダン美術館(その2)
メトロのホームという、日常的で実用的な場所で見るせいか、とても強い違和感を感じた。だがその違和感は、決して不快なものというわけではなく、これから訪問する美術館への期待と相まって、なんだか楽しい気分にさせてくれるものだった。 |
そして反対側のホームには、バルザックも・・。幅の狭いホームで見るせいか、このバルザック像は、美術館の庭園で見るバルザック像より、大きくて、なんとなく威圧的な感じがする。大きさ自体は一緒だと思うのだが。 |
青空を背景に、何やら考えているこのお方。 |
量感たっぷりのバルザック。
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ロダン「カレーの市民/Les Bourgeois de Calais」 カレー市は、英仏百年戦争で1年以上に渡って包囲されたフランス北部の街である。イギリス軍の要求をのんで、攻撃をやめることと引き換えに、街の城門の鍵と先導者をイギリス軍に差し出した。右側に立っている人物「ジャン=ダール」の両手に握られているのが城門の鍵である。それから約500年を経て、自ら犠牲となることを志した6人の名士達を讃える目的で、カレー市がロダンに作成を依頼したのが、本作「カレーの市民」である。カレー市としては英雄的な表現を期待していたが、ロダンは、死を目の前にした苦悩に満ちた姿で6人を表した。 この作品の成り立ちを知らずに鑑賞した人も、立ち尽くす6人の姿勢や表情などから、この作品に、人間の深く複雑な内面が表されていることに気付くだろう。とても強く人を惹き付ける作品だと思う。 |
13〜14世紀のイタリアの詩人ダンテの代表作「神曲」に着想を得て作られた。神曲の地獄篇に登場する地獄への入り口の門である。 「地獄の門」は、世界に7つあるという。日本では、上野の国立西洋美術館で見ることができる。 |
もともと「考える人」は「地獄の門」を構成する一部分だった。地獄に堕ちて行く人を見つめ考えに耽るこの人物は、「ダンテ」とも「ロダン自身」とも言われている。さらに、その上には「3つの影」がある。
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この3人は別々の人物ではなく、3人とも「アダム」である。同じ瞬間に同じ人物が複数存在することは、「地獄の門」が時空を超越していることの現れだという。地獄の門では、これに限らず、同じ形の人物の反復がいくつか見られる。 |
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最寄り駅は、メトロ13号線 Varenne駅。
そして反対側のホームには、バルザックも・・。
こちらは、美術館の庭園内の「考える人/Le Penseur」。
庭園内の「バルザック像/Balzac」
ロダン「地獄の門/La Porte de l'Enfer」
「地獄の門」の部分拡大。
「3つの影」
